おやさいルーツの旅~藤岡さん編~

勝手に広報部員、ターミーがお届けしている農家さんレポ。
大原から、またまた素敵な人をご紹介します。


今回は、はじめての兼業農家さん。


こちらの好青年。


服装からして農家の枠に収まらない、藤岡良さんです。

兼業農家ってご紹介しましたが、藤岡さんがはいているわらじは、
1足はもちろん、農家。

大原は三千院のおひざ元、「つくだ」の畑でがんばってらっしゃいます。


もう1足は…、なんと…学生!


ただいま、藤岡さんは、同志社大学大学院の博士後期課程に属し、
畑を耕す傍ら、研究を続けています。


当然、聞きます。
いったい、何の研究を?
 
 「若者の新規農家にとってどういう条件が必要か、といったことを研究しています」

あ、バリバリの農学系のことじゃないんですね(笑)
しかもそれって…

「そうです、僕自身が研究の当事者なんです。ここで新規農家として実践しながら、見えてきたことを客観的に振り返って、研究していってます」



へぇ~。
なんでも、藤岡さんが籍を置く総合政策科学研究科の
ソーシャル・イノベーション研究コースには、
実践しながら行動力のある研究者を育てる、という理念があるそうです。
 




大学の施設である、この茅葺の「農縁館・結の家」を拠点に、
晴れの日は畑仕事に精をだし、雨の日はパソコンに向かって論文を書く…
「まさに晴耕雨読な生活を続けてます(笑)」と。


毎日が、学問につながってると思うと、すごいなぁ。
「いやいや、畑にいるときは、とにかく目の前のことで必死です。研究のことは頭にないですね」

そうだった。おいしい野菜をつくるっていうのは、生半可ではできませんよね。

藤岡さんも、これまで訪問した大原の若手有機農家さんよろしく、
京都の無農薬有機農家・長澤さんのもとで修行を積んだそう。

「ようやく、農家のリズムがわかってきた感じ」という今は、
できあがった野菜をスコホーのほか、飲食店に卸したり、消費者に直接販売なども。

数年前、とある八百屋さんに自信作のナスを認められたことで
農家としてやっていく自覚も芽生えたそう。

「自分に何ができるか」
「生産者と消費者が対等でいる農業って」
さまざまな思考を巡らせ、模索している藤岡さんは、
若者らしく、なんだか自由な雰囲気をまとってはります。


「今日はここにニンニクと玉ねぎを植え付ける予定なんです」
と、話す藤岡さん。チェックの帽子もジャージも、キャンパスが似合う後姿。


でも、耳の先まで真っ黒に日焼けしたお顔は、やっぱり農家さんそのものでした。






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