おやさいルーツの旅 ~藤井さん編~

こちらは、大原。


大原は京都市の北東に位置する、里山です。
スコップ・アンド・ホーと同じ左京区ですお店からは車で30分ほど。
とにかく、別世界。

京都~大原…とくれば
 
 

三千院。笑 
今回は、この三千院のふもとにある畑をご紹介。

藤井康裕さんの畑です。

 

この、「農家」感たっぷりの風貌。
一目でわかる、愛されキャラです。


訪れたときは、冬野菜がスタンバイ。


葉っぱがいきいきしていて、鮮やか!
「これは赤小松菜です」
あれ?でも緑も…
「あ、それは小カブ。場所が余ったんで笑」
キチキチしていないとこが魅力、な藤井さんの畑。


なかには、見事に虫に食われている葉野菜も。


「さすがに有機野菜て言っても、これじゃお客さんに怒られますから、出荷はしません」

…農薬を使わずに野菜を育てるのって、やっぱり虫との戦いなんですねぇ。
「僕ね~、思うんですよ。虫が食べるってことはなんか意味があるんちゃうかなぁと…」

…なんと懐の広い!
「って発想を変えないと、やってけませんしね」と、素朴スマイル。

私なら凹んで嫌になってしまうかもなぁ…
「あきらめ悪いんですよ~僕」。またまた、素朴スマイル。

こんな感じで、毎日毎日、土を踏み、野菜を見て、虫を見て、
いろいろ試行錯誤しながら、おひとりで畑を耕しておられます。



そんなに広くないながらも、常時10種類くらいの野菜が育っている藤井さんの畑。
九条ネギに大根、サトイモ…と顔ぶれはオーソドックスです。
実は、農業を始めたころは目新しさを狙って外国野菜を育てたりしていたのだそう。
「でもね、師匠にいわれたんです。スタンダードができてこそやって」
藤井さんが師匠と呼ぶのは、スコホー店主も師と仰ぐ、京都の無農薬有機農家のさきがけ、太秦長澤農園の長澤さん。
藤井さん、有機農法を我流で始めたものの、「おいしいものができへん」という壁にぶち当たって、長澤さんに弟子入りした過去を持っています。

野菜づくりを一から学んで、実践して、農業が面白くなったという藤井さん。
だからそんなに、えー顔してはるんですね~。



ところで、なんで有機農法なんですか?
「子どものころからアトピー性皮膚炎で、父親が『食から変えなあかん!』って無農薬の野菜を育てはじめんです。父の作った野菜を食べてたら、ちょっとずつ良くなったし、自分が農業するなら、無農薬は当たり前やと思ってました」

うーん。根っこに父の愛あり。


藤井さんの畑はもう一つ。
そんなお父さまとともに大原より山深い大見という地で耕しておられます。
が、この秋の台風で、畑の土が流れるという被害にあわれました。
農家にとって手をかけた土がどれだけ貴重なものか…。
そんな被災も、「びっくりしましたけど、勉強になりましたね~」と、やはり朴訥な藤井さんです。


藤井さんの野菜を手に取った方は、ぜひあの素朴スマイルを思い浮かべてほしいなぁ。

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